2019/10/07
第17話 秘密公開調教クラブ1 奴隷 恵理
牝犬恵理の手首、足首を捉えていた鎖が解かれた。
対する、牝犬を襲う4頭の狼たちは自分の肉棒を奮い立たせたまま
横に一列で並んだ。
恵理は首輪を繋ぐ鎖で、操られ、サキの足元でお座りをした。
サキ:「前に、男たちが肉棒を立っていている。お前の口で4人の肉棒を味見し、欲しい男を選びなさい」
恵理は頷くと、舌を口から覗かせて自分の唇の感触を確かめた。
顔も体格も何も見えない男たち
口で男の味を確かめ、陰嚢の触り心地、肉棒を含むときに触れる肌の感触で決めなければならない。
ただでさえ、男性経験の少ない恵理
いままでモテ期があったわけでもないし、男にちやほやされた経験もない。
今日の複数の男による公開愛撫、実はまんざらでもなかった。
恵理は、サキに引き連れられ、男を一人ずつ確かめていった。
口に肉棒を頬張りながら、
サキ「さあ、おまえの気に入った男を選ぶがいい。右から何番目だ」
牝犬は指で2を示した。右から2番目の男
牝犬とサキからみて右から2番目、そこには澤村がいる。
澤村は思わず拳を挙げてガッツポーズを示した。
他の男たちはしぶしぶ舞台から姿を消した。
1年ぶりに女を抱く。まさか大勢人が見ている前でこんなことになるなんて思ってもみなかった。いや、ふつうそんなことはないだろう。
女王が牝犬のように扱われた覆面の女を引き連れてくる。
女王の合図で牝犬は澤村の元へ近づいた。
牝犬は澤村のまえで膝まずいており、華奢な両手で澤村の脚を捉え、鼻と口を使いながら肉棒を探した。牝犬は肉棒をとらえると安心した表情を見せ、直接口腔内へその亀頭を含ませた。
肉棒は恵理の口の中でさらに膨らみ、口の中を満たした。そして舌の上にペニスを載せて顔を前後させながら唇で陰茎を撫でた。時間がたつほど陰茎は硬くなる。陰茎取り巻く血管が触れる、鬼頭の裏側の筋を舌で感じ、亀頭の襟の部分は口蓋をくすぐった
牝犬は肉棒を味わいながら興奮し、顔を激しく前後に振った。
澤村は自分が選ばれたことに興奮と優越感を感じたが、表情が徐々に余裕をなくした。
苦しい。目の前の牝犬に吸い込まれていく。「あぁっ」おもわず、女の顔を肉棒から外した。
澤村は牝犬の奉仕に満足していたが、観客の期待を裏切って早くイってしまうことが怖かった。
ただ例外がいる、先にステージから降ろされた3人は澤村が早く射精してしまえば自分に出番が回ってくるに違いないと淡い期待を寄せていた。
恵理は牝犬になりきっている。
サキの調教で、ディルドを使って鍛えた吸引力で男の肉棒の扱い方を覚えていた。
たった今、澤村から顔を引き離されたとき、
男に拒絶されたこというより、むしろ男のほうがひるんだからだと理解できた。
自分の奉仕で、男をひるませた。牝犬恵理は自信を持った。
鎖を解かれ、自由を得た牝犬は、男に対して自信を持つと、マゾであっても主導権を握る。
そして、野生の本能が蘇る。
覆面でまだ何も見えていない牝犬恵理は澤村の身体をなぞりながら立ち上がった。
二人はステージの真ん中で、抱き合った。
牝犬理恵は覆面で視界を隠されていたが、両手で澤村の顔を確かめ、想像した。
澤村は自分の顔を探るこの覆面の女を自分の胸へ引き寄せた。
牝犬恵理には転落と恥ずかしめからようやくその身に安らぎが与えられる。
澤村大輔には1年ぶりに女の癒しが与えられる。
二人は見世物、大勢の見物人に晒され、性欲処理のオカズになる。
二人は抱き合い、求めあい、二人だけの世界に入ることでこの屈辱の世界から救われる。
心中する男女の気持ちが理解できる気がした。
澤村はふいにヌかれそうになったことをもう忘れていた。
今抱いている覆面の女を自分のものにしたいとさえ思った。
二人は唇を交わしつづけた。
舌を絡め合い、目には見えない、言葉のない会話を続けた。
牝犬恵理は観客側に身体を向け、澤村は恵理の背中から絡みつき、二人は舌を絡め合う。
こういうとき男の方が真っ先に感情移入する。女の方がクールに割り切れる。
しかし、それは一般論、恵理はまだ男も世の中も知らない女子大生。
そして開発されたばかりのマゾヒストである。
身体を許した男に感情移入しても無理がない年ごろ。
ついさっきまで4人の男に次々とされた愛撫、
自分にだれが何をしたかなんてわからない。
まして最後に恵理自身が選んだ男に
最も弱い陰核をまさぐられたかどうかなんてわかるわけがない。
しかし、今までうけた全ての愛撫をいま自分で選んだ男に重ねた。
そうである。何を基準にしたかといえば、
自分の口に入った肉棒の味と感触である。
澤村は当日参加の一般男性。
恵理は普通の女子大生
一言でいえば、初対面同士の素人男女がセックスを始め、それを大勢が見物しているのだ。
アブノーマルなのは、恵理の顔が覆面で隠されていること。
恵理からは何も見えない、
見えないからこそこの男の肉棒の味と体の感触が鮮烈に脳へ刻まれる。
そして男に抱かれている。
しかも、自分の腰を持つ左手も、
自分の手首を掴む右手も優しく壊れそうなものを包むかのよう。自分が溶けていきそう。
昨日までの身が避けるような調教に対し、
初めて自分が守られているという触感を肌で感じた。
恵理には人としての、女としての感情が蘇った。
この人(澤村)の顔がみたい。この人に私の顔をみせたい。覆面はずしたい。
しかしながら、恵理には自分の意思で行動する勇気がない。この状況で女王サキの思惑から抜けられるはずがない。それどころか自分の力で立ち上がる意思も体力も消耗していた。
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