google-site-verification=Lhgtoo8tKZJgAkGAy-bsrfJdYfEk8faUTAui9B9DpnA 小説 - 凌辱という果実~M女の居場所~Domestic love

第2話 秘密公開調教クラブ1 奴隷 恵理 


顔がわからない、男くさい息が立ち込める中で

この雰囲気には到底逆らえなかった。

 

手を引かれ、一段ずつ階段を昇る。鼓動の高まりとともに

 

大勢の前にたつことなんて今までなかった。

学園祭での演劇の時以来。あの頃はお姫様役だったから。

だれもからも大切にされ、愛される全貌の的。

 

今は違う、鼻息荒い、男たちの前、求められることはただ一つだけ、


                

 

 

少し安心した。観客の視線の先は自分でないからだ。

 

視線を集めているのは目隠しされ天井から吊るされている裸の女だ。

 

さっきまで恵理にとってその女は遠い隔たりのある世界にいた。

 

欲望むき出しの観客の中心で、他人事のように被虐な女を眺めていられた。

軽蔑すら感じた。

 

つい先ほどまで。

 

 

いまは違う、手の届くところに女がいる。「わたし、同じ場所にいる」

 

 

目の前に恥ずかしいこの女の姿がいる。

 

これからこの女に起こることへの期待と、自分へもふりかかることへの恐怖が自分の中で入り乱れる。

 

 

 

男が入ってきた。背中のライトがまぶしくて顔がよく見えない。

 

背が高く、筋肉質。手が大きくて恵理の顔を覆い隠せそうなくらい。

 

何も着ていない、彫刻のような男の肢体、

 

股間をわざと視界からはずしたとき、恵理は男の裸を意識する自分を恥じた。

 

生贄の後ろにそびえ立つ巨体

 

背後に殺気を感じた生贄からは、目を覆い隠されて何も見えない。

 

自分が殺される瞬間というのはこう感じるものか

 

眼元がわからなくても、感じていることが何なのか、口元から伝わってきた。

 

不安から恐怖へ

 

屈辱、憎悪、後悔、絶望

 

性としてもてはやされていたときの尊厳が、

 

筋肉の塊と息を荒げた狼たちによって踏みにじられる。

 

視界も、身体も、心も、全ての自由を奪われて、何も抵抗できない

 

全てがなされるがまま

 

生贄に与えられた唯一の選択肢、それは

 

 

放棄





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第1話 秘密公開調教クラブ1 奴隷 恵理 


「ステージスタッフ募集」

 

ちょっと珍しいアルバイトかも

 

恵理はシアターと立札がかけられた古いビルに入っていった。

 

年上の綺麗な髪の長い女性待っていた。

話してみると見かけよりも話しやすい人、恵理には友達になってくれそうな気がした。

 

女は、恵理を中へと案内した。

 

薄暗い階段を下りていく。      

静かな空間に自分の足音が存在感を増していく。

 

ついさっきまで、気に入らなければ引き返そうと思っていたのに、

見えない糸に引きつられていく自分がいた。

女につれていかれる恵理、不安と恐怖と好奇心にとりつかれていく

 

飾り気のない、扉の前にたどり着いた。

 

女「あなたは自分の意思でここまできたのですね」

恵理 「はい」

 

後になってその言葉が頭の中で繰り返し響いてくる。

 

扉を開け、黒い幕を押しのけて中へ入る。

その先にみたものは!

 

絶望とはこのことか。そして自分が女であることを後悔した。

そして逃げ場のない恐怖感に支配された。

 

よくみると思ったより広い、薄暗いこの空間。

思った以上に集まっている男たちの真ん中に、

赤いライトで照らされたステージがある。

 

そこで恵理が見たものは。

 

赤い光に照らされた白い肌の女。

天井から降りてきた鎖に両腕は高く掴まれている。

つま先立ちとなり、身体は天井まで持ち上げられそうだ。

必死で自分を隠したいのか、顔はうつむいている。

でも観客に囲まれ、吊り下げられた裸体には隠れる場所がない。

 

いやらしい視線を肌で感じているのだろうか

目隠しをされているその女から恐怖心が伝わってくる。

 

女には周りが見えない、暗闇の中でいやらしい視線を

体中に浴びる。

やがてその恐怖に満ちた表情があきらめに変わった。

 

オオカミの前に差し出された生贄のように。

 

普通の人がみたらなんと思うだろうか

自分のいる場所じゃないとおもって逃げ去るか。

はしたないといって、怒りをぶつけるか。

 

しかし、恵理はちがった。まさか自分でこんな風に思うなんて

「なんて、綺麗なの」と

そして、次に何が起きるのか、恵理は期待せずにはいられなかった。

 

「さあ、こっちついてきてご覧」

恵理をつれてきた女だ。唯一この空間のなかで気を許していた彼女に導かれ、

中央の方へと連れていかれた。

さあ、ステージへ上がってごらん。






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守男

Author:守男
私たちがもつ素晴らしいもの。
それは「感情」
悦び、悲しみ、苦しみ、怒り
すべての感情から感動が生まれる。
生きていることを実感できる証です。

SMの魅力は人を感情の渦に引き込むこと。
人に感情を与ええたいSも
人から感情を与えられたいMも
現実から少し離れたいときや
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SM世界はいつもあなたの隣にあります。

「興味があるけど入りにくい」という方も、「依存してるかも」という方も
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