google-site-verification=Lhgtoo8tKZJgAkGAy-bsrfJdYfEk8faUTAui9B9DpnA 第8話 秘密公開調教クラブ1 奴隷 恵理  - 凌辱という果実~M女の居場所~Domestic love

第8話 秘密公開調教クラブ1 奴隷 恵理 

そういえば、昨日はひどい雨だった。


最近都会でも天気の予測がつかない。


恵理は足元を見るとアスファルトにビー玉くらいのもようが描かれていくのがわかる。



最初は一つずつ、数えていたが、


数秒とたたないうちに、


数えきれないほどになり、


アスファルト一面が水浸しになった。


そして逃げる間もなく、洪水のような雨に襲われたのだった。

 

でもなんとなく、土砂降りを浴びることが、気持ちよく感じてしまった。


降りかかる悲劇を一気に浴び、


困難を一人で受け止めるような気高い気分に浸れた。

 

もしこの雨が紅だったら。血のように生々しく、火のようにも暑い残酷な雨。

 

垂れる雫を数えるごとに、不安と恐怖がこみ上げてくる。


そしてそれがアスファルトでなく、自分に降りかかってくるのだ。


熱い雨が洪水となって、自分の身に注がれる。

 

純粋の白に、欲情の紅。


薄い白は、濃い赤に負ける。そして、なすすべなく染まる運命。

それは汚れであり、侵略され、支配されることを意味する。


いったん染められたらその色になる。まるで花嫁のよう


だから最初の段階で慎重に自分を染める相手を探すのであろう。

 

牝犬は緊張のあまり、筋肉が収縮し、太腿に筋がくっきりと映る。


ことさら吊るされる姿が美しい。

 

美しい白肌ほど、残酷な紅い雨が牝犬の肢体へ降り注ぐ。

 

紅い雫が白肌に降り立つ瞬間、恐怖と苦痛が最高潮に達する。

しかし、蝋燭の熱さはすぐに消えるからまた平常心へ戻る。

蝋燭の熱い刺激は脳裏に刻まれる。

すぐ冷めるため、記憶だけに残る。

そうして刺激がないことに物足りなさを感じるのだ。

気づけばまた降り注がないか期待してしまう。

 

 

 

牝犬は降り注ぐ蝋燭を求めているようだった。


紅い雫が白い肌にまだら模様を描き、洪水のように襲い掛かる

 

一瞬で牝犬の白い肌が真紅に染まった。


紅い服をまとったように見えた。

 

ポールギャグが外された。

それだけでも相当の解放感が得られた。

まだ吊るされているが、解放感に泣き崩れている。

 

女王は牝犬に唇を与へ、二人はしばらく舌を絡ませた。

女王が唇を離すと牝犬は名残惜しそうに女王を目で追いかけた。

 

女王は牝犬に笑顔を投げかけた。


唇を交わした二人の一連のしぐさは演技と思えない。

「よくここまで耐えたね、私のかわい子ちゃん」とでも伝えたのだろうか

 

女王の顔はまた冷徹に戻った。バラ鞭を振りかざした。

振りかざされたバラ鞭を見る牝犬の目に恐怖はなかった。むしろ、羨望の眼差し。

 

バラ鞭は瞬く間に、真っ赤に染まった牝犬に襲い掛かった。

 

牝犬「あぁぁぁ~っ、 うぅぅぅ~っ」


いままで封印されていた声が一気に噴き出てきた。

 

バラ鞭が一度襲いかかると、牝犬を覆っていた蝋燭は割れて飛び散った。

しかし、牝犬の鳴き声には力が入っていなかった。限界か

 

降り続くバラ鞭の攻めに、蝋燭は粉々になってステージを舞いあがる。

紅い雪となり吹雪となって飛び散ると、白い肌が再び姿を現した。

しかし、吊るされていたのと鞭と蝋燭によって色あせていた。

 

天井から縄が解かれ、

牝犬の肢体はゆっくりとステージの上へ帰ってきた。

肢体からも縄は解かれ、

牝犬に巻き付いていた紅い蛇たちは一瞬にして退散した。

目の前にいる女王の胸元へ牝犬は沈んだ。

しばらく牝犬は女王に抱擁されたままだった。

 

ステージのライトが消され暗闇の中で恵理は二人のところまで呼ばれた。

 

再びライトが照らされ、牝犬と女王そして恵理も一緒になって横に並び、

観客に向かって礼をした。全ては終わった。

惜しみない拍手が沸き起こる。

この牝犬は一つの芸術品として称えられた。

 

牝犬はかろうじて四つ足になれた。

女王が先にステージを後にする。恵理は首輪に鎖をつないで牝犬を先導した。ふらつきながら這って行く牝犬。絶え間ない拍手に支えられていた。観客から見えなくなるまで2人と1頭は後ろを振り返らなかった。

 

 

「お疲れ様でした」


舞台裏ではみんな現実にもどった。こんなにスタッフがいたのか。


女王はグラスの水を飲み干した。


恵理は牝犬の首輪を解いてやると、牝犬はそのままソファーに倒れこんだ。

 

毛布を借りてきて牝犬にかけてやった。


牝犬「ありがとう、優しいのね。」


それ以上話す気力がなど無く、そのまま目を閉じてしまった。




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