2019/09/12
第3話 秘密公開調教クラブ1 奴隷 恵理
吊るされた白肌の生贄の後ろに大男が立ちはだかる
まさに、処刑の直前の場面である
大男の好きなように女の身体は弄られる。
そっと、脇から腕へ、厚い手が白肌を這う。
身体が逃げるように脇へ反る、反対側も厚い手が這う、身体が反る。
肢体を撫でまわす手が女の身体を躍らせる。
必死に耐えている。私はこんなことをされるような女じゃない
女の表情は絵梨にそう思わせた。
どんな思いでこのステージへ立ったのか、自分で選んだことではないのか
自業自得なのか。借金があるとか、それとも背負わされたのか。
もしや騙されたのでは、無理やりつれてこられたのだろうか
恵理はここにいる気まずさを感じ始めたが、
女からは目が離せない。
ここから離れられない恵理がいる。
そして、ここにいる連中と共犯である気にすらなった。
生贄は自分のこの状況を悟っているのか?
いまだ必死にこらえようとしている。
どれだけ、心は犯されまいと毅然と振る舞おう、
忌まわしい観客たちにすれば自分らを悦ばせるいやらしい見世物。
「は~」 口から吐息が荒くなる。頻回に、
大きな男の手は肢体を撫で続ける。優しく、ゆっくりと、生き物のように這い回る
腕、肩、うなじ、背筋、脇、臍周り、尻、太腿、
肢体の反応は激しく変化していく。
怒りをにじませた先ほどまでの表情が、眉間に皺を寄せ、困惑の表情へ
「あぁ~」「あぅ~」
声が漏れる
優しく肢体を奏でる手、女として最も弱い局所はなかなか這っていかない
そうでなくても相当感じているはず。
広げられた股間から太腿の内側を、薄暗い光に反射して雫が垂れていく。
男の手に収まりきらない乳房の、頂にある乳首が目立つほどに勃起している。
初めてみた。恵理の目は女に釘づけだ。
身体は嘘をつけないとはこのことか。
- 関連記事
-
- 第5話 秘密公開調教クラブ1 奴隷 恵理 (2019/09/14)
- 第4話 秘密公開調教クラブ1 奴隷 恵理 (2019/09/13)
- 第3話 秘密公開調教クラブ1 奴隷 恵理 (2019/09/12)
- 第2話 秘密公開調教クラブ1 奴隷 恵理 (2019/09/10)
- 第1話 秘密公開調教クラブ1 奴隷 恵理 (2019/09/10)
コメント